練習の300㎞② 雨の峠越えて三朝温泉DNF
ブルべ当日。これは練習、そう思うとどこか少し油断してしまう。
いいヒヤリハットになりますけどね。
車検でベルを忘れていて家に取りに帰りました。30分のロス。
鹿がでるという注意があって、熊鈴にしようかと迷い、結局両方忘れました。
体調不調や下りで冷えたのでコンビニで止まり、そしてチェックポイント前にコンビニにて昼食を食べていたら・・・
あれ、雨予報だったっけ?
そのうちザーッと雨が降り出し道路が冠水して、これはDNFかと長い足止め雨を悲しく眺めていました。
店の外にサイクルラックがあって、帯製のハンドルポケットを付けたまま。
ちょうど雨のテストにもなるなと思ってそのままにしていました。
ハンドルポケットにいれたままだった食べかけのプロテインバーはなんと濡れていなくて食べられました。
時間が刻々と過ぎ、雨が通り過ぎるのはまだ先ですが、小雨のタイミングで出発することに。
ウィンドブレーカーしか持っていなかったのでコンビニで雨カッパを買おうとしていたら、Nさんが2枚あるとの事で貸してくれました。
湖山池でフォトチェックで写真を撮り、冠水した道を恐る恐る進んでいたら
もう折り返してきた人たちにすれ違いました。
すれ違う人との走行距離の違いに苦笑い。
そしてよくこの雨の中、坂道を折り返してこられてたなと本当に素晴らしいなと思います。
雨が降ったりやんだりで、ずっとジャケットを着ていると暑い。
坂の途中で脱いで、下りる時にまた着ました。
長い下りは濡れたグローブをはめたままの手が冷たく寒く凍えました。
無事に下って、Nさんがもうそこが三朝温泉ですからと言ったあと
一瞬寝落ちした様に見えて、バランスを崩して、境界ブロックをはつって落車。
突然びっくりしましたが、靴下が脱げていて上手に転んだのか大きなケガはなく安心しました。
でも自転車はワイヤーが切れてフロントの変速ができなくなっていました。
Nさん、ホッとして気が緩んだのでしょうと。
まだまだ小雨が降っていますし、落車の影響も心配なのでここで終了、DNFの連絡をして電車で帰ることに。
そう決まった瞬間正直ホッとしました。
着替えがないので、着ている服を絞ってハンドタオルで水分を吸い取り乾かしました。
だんだんウェアが乾いて体が温まってくると、あれ?私も帰って良かったのかな?まだ走れるかもと思いました。
DNFの連絡をしたNさんがブルべカードを片手に、もし雨が降っていなくても、あのコンビニでお昼を食べていた時点で通貨チェック時間に間に合っていなかったとびっくりしながら教えてくれました。
通貨チェックに開門時間があることをわかっていなかったのです。
装備や通過時間の事、温泉に入ることも出来ず、ひとりで走って帰るとも言えず、DNF輪行といろんな事がありましたが、これも練習だと思いラーメンを食べて帰りました。
(センシティブな内容部分はNさんの許可を得て記載しています)