大阪ワイナリーライドと産土神社
皆さんは自分の産土神社がどの神社かを知っていますか?
産土の神社というのは自分が生まれた時に住んでいた土地の神社で、今住んでいる場所の神様も大切ですが、生まれた土地の神様にお参りするのも大切だと言われています。
私は大阪の喜連瓜破が生まれた場所だと思っていたのですが、寝屋川市平池町だと母子手帳で確認しました。藤本病院で出産したと記載されています。
私が生まれて直ぐに喜連瓜破の団地に抽選で当たり、引っ越したそうです。
大阪生まれの私、どこが私の産土の神社なのか・・・
大阪府神社庁のホームページで検索できました。
近くに寝屋川八坂神社があったので電話で聞いてみたところ、平池町だと確かに寝屋川八坂神社になりますと教えていただきました。
神社が分かったので早くお参りに行きたいのだけど、また何か自転車きっかけがきっとあるはず!
そう思っていたらタイムリーにRCCのイベントの OSAKA WINERY RIDE 2024 のラスト1席が目にとまりました!
YESSSS!これだ!
河内方面のワイナリーの見学ライドと夜は心斎橋でワインと食事がいただける呑みと食事がセットになったライドなので、ゆっくり泊まって翌日は産土神社にお参りすることにしました。
OSAKA WINERY RIDE 2024
島之内フジマル醸造所さんのHさんのアテンドで、柏原市からスタート♪
河内ワイン、飛鳥ワイン、カタシモワイナリーを自転車で周り、たわわに実っているブドウ畑を見せていただき、美味し~いブドウジュースをいただきながら、ワインの作り方、歴史を学びました。
とにかくめちゃくちゃ暑い中、涼しい醸造所の中を案内していただいたのは熱中症を避けられて、良い休憩にもなりました。暑すぎたので一部ルートをショートカット。
ワインはブドウだけで造られているシンプルな飲み物で、穀物そのものであること。
ジュースの糖度でアルコール度数も変わってくるので、アルコール度数の高いワインを作りたければ、糖度の高いブドウジュースをつくるという、単純明快な事も言われてみればそうだわと納得しました。
最後は約九十歳になるブドウの木を見るために山を登ってブドウ畑へ。
昭和初期のブドウの実はワインに加えると複雑な味が加味されるとか。
昔のブドウ棚の高さが現代の人の背の高さに合わないそうですが、問題になるのは暑さかもしれません。夏の一番暑い時に収穫しないといけないそうです。
こんなに地球が暑くなるなんて!!御先祖様も想像できなかったと思います。
ライドが終わったら、温泉に入って、その日の宿は心斎橋のTHE STAY OSAKA 心斎橋です。
ほぼ寝るだけなので、ドミトリーでもいいかと、そしてインバウンド向けの施設となっている様なので英語の勉強になるかなと。
しかしながら外国人と話す機会無く・・・
隣のテーブルでコンビニご飯を食べている金髪の女の子はとても機嫌悪そうでした。
それでも”check out please”とか話しているのを聞くだけでもテンション上がりました!
そこから歩いて5分の島之内フジマル醸造所にてワインとお食事会♪
ワインの歴史や作っているところを実際に見ることが出来て感謝で一層美味しさが増します。
お料理もフルーツ使いがオサレで、美味しい。どんどん出てくるワインを飲み過ぎてしまいました。
カカオが入ったフェットゥッチーネも最高✨
翌日は二日酔いも全くなく、ワインっていいですね♪
美味しくてすっかり気に入ったのに、お土産にワインを買うのを忘れていた事を激しく後悔しました。
次の日は、いよいよ私の産土神社、寝屋川八坂神社へお参りに行きました。
ご祈祷をお願いしたところ、産土神社?と驚かれたのですが、産土神社参りは珍しいのでしょうか。
ちょっと道に迷って、一度は私が生まれた病院、藤本病院の前を通り過ぎ、到着しました。
そして神社で神主さんにお会いしたところ、姫路の廣峯神社とはとても縁が深いとのことで、姫路から帰ってこられたと参拝に来たことを喜んでいただきました。
御由緒から一部抜粋しますと、この地に茨田の池という池があったそうですが・・・
皇極天皇二年七月、池の水腐敗し口黒く身白き小虫わきて、池を覆い翌八月に入ってその虫死して死骸は水面十糎(センチ)から十五糎の厚さになりしと云う。その為池の水藍汁の如く変じ魚類死滅、悪疫発生し住民死亡する者多し、ここに於いて里人困窮し播州廣峯神社に疫病平癒の祈願を行う。霊験著しく、日成らずして終息す。人々これを忘れざるため、神恩報謝の心を以て其の年、廣峯神社の分霊を播州より勧請し池の辺りに小社を建立し、これを祇園社と称え里の守神として斎き奉る。
10~15センチの層になった虫の死骸など本当に気持ち悪いですが廣峯神社の御力は凄いですね!
ちなみに平池町は平池さんという大きなお屋敷に住んでいる方がいて町名になったそうです。
私は生まれた時から、廣峯神社・スサノオの神様とのご縁があったということがわかったのでとても嬉しかったです。
そして神主さんはなんと、MTBに乗っておられるそうです。
そういえば藤本病院は神社のすぐ隣ですが、母は実家に帰らずに出産したのですね。
祖母がこちらにきて、お宮参りは叔祖母と一緒だったと聞いています。
母の事でさえも知らないことが多く、fantasyの様に思ってしまいます。
神に、父と母、祖母に、そしてこの地に生まれてきたことに心から感謝して涙が溢れました。
産土神社にお参りに出かけてから私は、生まれた時に父母達が笑顔で私の顔を見ていた情景が目に浮かぶようになりました。
有り難いことです。