ブルべ(Brevet)に出るまでの話
じんわり考えてきたブルべ。なぜ出ることにしたのかですが、
自転車に乗り始めて2,3年後、ブルべという長距離の自転車イベントがあることを知りました。
かなり簡単ですがブルべについて説明しますと
主催者が計画したイベント(ACPの規則に基づく)に事前に申し込みをして、
スタート地点で自転車、装備が規定を満たしているか確認し、
交通規則を守りながら決められたルートを、数々のポイントをチェックして走り、
自らの力で制限時間内に完走出来たら、(助け合いOK)
ゴールにてポイントをチェックした証明とブルべカードを提出し、
問題がなければACPにより、走れましたと認定してもらえるイベントです。
※参加には保険加入が必要で、ポイントチェックには通過時間が決められています。
イベント名のBRMは「Brevets de Randonneurs Mondiaux」の略で、その後日付と主宰と距離、場所など分かるようになっています。
ACPはAudax Club Parisienの略です。BRM以外にもブルべのイベントがあります。
その頃、ブルべに関する本が出て、まだ自分がそんな長距離が走れるとは思えなかったのですが、憧れてその本を眺めていました。
それで友達に300㎞までなら走った事がある人がいて、お試しで一緒に200㎞を走ってもらいました。私は後ろから付いていくだけですがそれでも大変でした。
でも何とか走れた~!と思い、友達を誘ってみましたがブルべはちょっと・・・と断られます。
女性でもソロで走っている人がいたので、徐々にひとりで走る決心に変わっていったのでした。
でも誰ともお喋りもせずに200㎞も走るのって楽しいかな
200km、迷わず走るのが一番難しい・・・
ひとりで走る練習は、年末のfestive500というクリスマスイブから大晦日までの間に総計500㎞走るイベントに参加して、
自分でルートなども考え、怖い夜の海岸線とかもルートに入ったので、これはブルべの
練習♪と思って走っていました。
でも忙しい時期でもあり、半分の250㎞、それでもいい練習になりました。
そして小さな経験でも少しずつ自信になるのか、コロナも落ち着いた令和3年、ようやくブルべのイベントに出ることにしました。
それで私の一番身近で凄いランドルーズのMさんにそのことをお話をしたくて会いに行きました。(女性中心の自転車イベントでした)
いつも気さくにいろいろと教えてくれるMさん、その時に面白いのがあるよ~と教えてくれたのが標高差3400mくらいのイベント、私が以前トレースしたルートとは標高差1000mくらいの差がありました。
ブルべってこんな厳しいイベントだったんだなとびっくりしましたが、それと同等のイベントでないと面白くないのだろうな~と、一番初めのブルべはそんな風にして決まりました。
ブルべに出ると決めるまでに随分時間がかかりましたが、挑戦したおかげで新しい世界が広がりました。
そんな練習してたの知りませんでした。