2回目の400㎞ 自転車大転換期
この400㎞を走るまでに2月に200㎞と3月に300㎞を1回ずつ、ほぼひとりで完走しました。
そしてようやく、ずいぶん間があいて、2回目のチャレンジの400㎞!
制限時間が27時間で、夜中も走ることになります。
それでここからはどうしようと考えていたら、なんと一緒に走りましょうと言ってくださる方が登場しました。
RCCのY君です。それは3月、お別れパーティーの時だったので酔っぱらってるのかな、と思っていました。
でもあまりにペースが違うし、年齢も違うし、と考えてやんわり断っていたのですが
ライドで会う度に、覚えていますよ!行きましょうと言われる。
それでは一度一緒に走れるかどうか走って見ましょうと、7月に鳥取まで200㎞の練習のライドに行きました。
とても良いルートだったし、特に用ヶ瀬は川が綺麗でランチも美味しくて、ガーミンの使い方など教えてもらって楽しい練習会でした。
これなら行っても楽しいけれど、ただかなりペースが違う!
一緒に走ったのは彼が最初の数10㎞流しているときくらいで、後はちょいちょい姿も見えません。
ところどころで待っててくれますが、あまりにも爽やかに置いてきぼりにします。(笑)
そして着いていくにはそれ相応の練習が必要だとわかりました。
ではどれくらい練習したらそれ相応になるのか。そもそもが違い過ぎやしませんか?
友達もなんでY君と走ることになったの?彼はかなり速いよと言ってきます。
でも走ることになったんです! 自分でもよくわかりませんが。
そして週に最低200㎞は走らないとね、とかローラーは効果的ですよ、と友達やY君が教えてくれます。
それで私も一旦は頑張って練習するぞ!のモードになったのですが
その時にふと、この世で起きることはすでに決まっている。結果は決まっているけれど、練習をすると自分の進捗がわかって安心するだけ、そういう文章を目にしたのです。
え!?もう決まっていたりするの?・・・と衝撃的でした。
そう思って夫に話をすると、それは予定説と似ているね、それを知った人は救われるために物凄く勤勉になったらしいよ!と教えてくれました。
結果は天が決める事なのか、人が決めることなのか?・・練習がすべてだという人もたくさんいます。
練習から逃げてるわけではないのですが、ひとまず私の完走への執念が足りないと思いました。
しかしですね・・・
頑張っている間は自分の力だけでなんとかなると思っていて、神様の恩恵に気付くことができない。
でもブルべ中に頑張らずに走るのはかえって難しい。
それで無理な練習はせず、心を澄まして必要な準備をする。という方針にしました。
夏が暑すぎたのと、母の介護で出にくいのもありました💦
400㎞走るまでにできた事
- 古かったサドルの交換
- バイクフィッティング
- クランクアームのサイズ変更
- 内反小趾対策
- いつもの練習コースでの練習
- 体調を整えるために間食をやめる
- ブルべの先輩にアドバイスをいただく
- 腹筋トレ
自転車人生でこんなにいろいろやった事はありませんでした。大転換期です。
実は内反小趾で足が痛いのはつらく、もうロングライドが出来る気がしませんでした。
なんとかしようと思い、最初はクリートの位置を見てもらい、そして全体のフィッティングに。
バイクフィッティングは効果が大きく、2年くらいかけてちびちびと上げたサドル位置を下げることになり
10年近く使ったサドルも交換して、他にもいろいろと調整して乗りやすくなりました。
クランクアームは170㎜だったのですが160㎜を取り寄せて、なんと5日前に交換が出来てブルべにひとまず間に合いました。
いつもの坂道で練習しているとフィッティングの効果がよくわかって、ストラバで自己新を更新したりするので私は安心しました。
やはりロードバイクは機材スポーツなので、自分に合ったものにするのは必要な事でした。
ただ坂錬をしているだけでは、ここまでタイムを縮めることはできなかったと思います。
回しやすくなって平坦を走るスピードも速くなりました。
内反小趾はテーピングも貼ってみたらいい感じです。
あと人間ドックで指摘されて、間食をやめました。血糖値を頻繁に上げないためです。おかげでお腹の調子も良くなり、体重も減りました。
腹筋のトレーニングはあまり成長を感じなかったのに、今はやるたびに持ち上がるようになりました。
ブルべ先輩からはACTIVIKEのグランフォンドウォーターを勧められて持って行くことに。
これは粉末で水に溶かして飲むのですが、補給が足りなくても持つ様になるし、カリウムが含まれていないのでトイレの回数も減るそうです。
それから激坂では無理して乗らず、回復のためにも押して歩く『アクティブウォーク』を活用することなど、役立つ情報を得ました。肩の力が抜けますよね。
そして神社にて無事完走をお祈りしました。
一緒に走る人がいると緊張も少なく走るのが楽しみになります。
ただ、一緒に練習をした200㎞だけしかロングの練習が出来ていなかったし、この練習不足をY君がどう思うか。
ちゃんとしてきてくれなかったと思うだろうか。
この状況と考えを話しておこうか迷っているうちに忙しくなり当日になりました。
さて当日。
お見送りに峠の女神のMさん(走行予定)とお友達のモナさんがサプリメントの差し入れを持ってきてくださいました。
いよいよ出発となった時、道路に出ようと斜めに持ち上げた時にチェーンが落ちてしまいました。
チェーン落ちは慣れているので、いつもの様に戻そうとしましたが、落ちたチェーンが引き出せず複雑に噛んでいました。
いろいろやってみましたが、Y君が自転車をひっくり返してみましょうと言ったのでひっくり返したら、少しずつ動かせて、ようやくチェーンを救出することができました。
動作確認をして、走れるとわかった時、本当にほっとしました!
初めから波乱万丈の幕開け、悲しいかな30分くらいかかっていました・・・涙
そして35㎞くらいのところで7時半スタートの峠の女神Mさんが追いついて、まだこんなとこなの!?キツキツタイムやん!と呆れていました。
峠の女神のGさんも来られてW女神の共演、ブルべ大先輩と前回の400㎞でご一緒だったNさんも走っていて、少しですが一緒に走ることができました。
会いたかった人達に一度に遭遇したので、神様のご褒美だな~と思っていました。
[…] そしてこの後に走った姫路~皆生温泉400kmのブルベで、ひとり暗闇にひるまず、最後まで走り切りました。(その時の記事ですhttps://fuwari300.com/400-2-1/) […]