篠笛・お浚い会
篠笛を始めたのは龍笛が吹きたいと思ったのがきっかけです。
まずは日本のポピュラーな横笛、篠笛を練習をしようと思いました。
お祭演奏とか楽しそうですしね!
テレマークスキーを始めようとした時、アルペンスキーでどれくらい滑れるのかと何度も聞かれたので、その時の教訓がここに活きています。
すると、ロードバイクで一緒に走った事のある女性が教室をされているのをInstagramで知り、すぐに体験レッスンへ。
問題は教室までの距離でしたが、三ノ宮の小野八幡神社でのレッスンが始まりました。
自転車乗ってた時もゴリゴリのめちゃくちゃ面白い先生です!
その三ノ宮教室が五月から始まり(月二回です)初めての屋外での演奏だった七月の夏祭りに参加、そして九月はソロ演奏もあるお浚い会と急速に進みました。
ちなみに私の音楽歴は、小学校の時はリコーダークラブ(全国大会を目指していた)、中学校は吹奏楽(クラリネット)で、笛を吹いていた経験あり、楽譜を覚えたりするのはできるのですが、音をいろはで覚えるのは結構ややこしいです。
演奏したのは「さくらさくら」
この曲が吹けたらカッコいいと思ったのは、最初のレッスンで先生が奉納演奏されて素晴らしかったです。
まだこの曲が吹けるなんて思いませんでしたが、どうしても吹きたい!と希望したらOKでしたので、楽譜をいただいて一回、オンラインで一回、ライン音声チェックが一回の、合計三回だけのレッスンで当日が来ました。
先生からのアドバイスは全体的に速くて強すぎるので、ロードバイクをやっているしゴリゴリだろうけど、強く吹かない、そして色気が出るようにでした。
あとリラックスして吹く、余計な力が入っていると良い音が出ないとのことです。
練習するのはほぼ毎日本当に少しずつ、楽譜をいただいて約一ヶ月間、吹き方を変えてみたり、YouTubeの内容をチェックしてやってみたり、鏡チェックしてみたりと試行錯誤してきました。
風船をふくらますのも、口の筋肉を鍛えるのに良かったです。
最後はお気に入りの海辺で、思い切り吹き込んで、最後にようやく小さい息で音が出るのがわかって練習は終了。
場所は清和源氏発祥の地、川西の多田神社の政所殿です。
多田神社は、源 満仲、頼光、頼信、頼義、義家公の五公が御祭神です。
頼光公は、酒呑童子の鬼退治伝説で有名です。
清和天皇から始まり、源氏から子孫は明智光秀、新田義貞、徳川家康、足利尊氏、武田信玄と史実に名を残した方が多いのに驚きです。
その神社の政所殿は武道館となっていて、素晴らしい建物とお庭にびっくり。
よく見ると。建物の隣には神社の禁足地である御神体の御廟所があります。
本当は多田の市があって、そちらで演奏する予定でしたが台風で中止になり、全員でご神前での奉納演奏となりました。
建物の中でも、お庭でも、自由に好きな場所で演奏させていただきました。
中に入ると和室に立派な甲冑と掛け軸、掛け軸には清和天皇のお姿でしょうか。
この和室で吹いてもいいよ~と言われたけれど、なんだかご遠慮して・・・
掛け軸と向かい合って、広々としたこちらでソロ演奏しました。
なんと!リハーサルからきれいな音が出たのでびっくり\(^_^)/
前日までとは別人の、ここはパワースポット!!
もう鳴るように鳴ると思ったので、あまり緊張もなく、気持ちよく綺麗に「さくら~さくら~」と吹くことができました!
先生に「色気まであったよ~!」と褒めていただきました。
しかし、いつも鳴る「0」の音が鳴らなかった。
これはこれからも精進しなさいということだと思いました。
それから、二曲目はふたりで「もういいかい」と「わらべうた」を苔むすお庭で演奏しました。
ふたりでタイミングを合わせて吹くのは楽しく、自然の雰囲気と笛がマッチして気持ちよくて、最高でした!
日本古来の曲や民謡、お囃子が多い篠笛、吹くととっても楽しいですよ!